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2026/03/19 09:42

『ラプトル探してる』と題して投稿を繰り返してきた数年間でしたが、いよいよ最終章までやってきました。
何度か書いてきましたが、リバースクラフトさんとのスペシャルコラボルアーである”ラプトルカラー”。
この別注カラーは、実は初めから三段階で作って頂く話でスタートしました。
この特殊過ぎる塗装に辿り着くまでに、リバースクラフトさんには多大なご迷惑をかけ続けた話は以前にもお書きしましたが、最後ですので今一度。
この塗装は、恐竜の肌の質感に徹底的に拘った塗装技術でして、おそらく一般のルアーメーカーでは再現不可だと思います。(正確には再現はできるのかもしれませんが、”やらない”と言った方が正しいかもしれません)
この塗装は下地に大きなフレークラメが敷き詰められている上に塗装が乗っているので、非常に凸凹した肌をしています。さらにその上にラプトルの模様を入れ、さらにその上に特殊なパールが吹き付けられています。それにより、見る角度によって爬虫類の肌の質感のように虹色の輝きを放つわけです。
要するに、この塗装は全く割に合わない(ましてや下地のフレークなんかは見える事すらない)作りですから、普通であれば、”やらない”という方向になるわけです。
本当であれば、リバースクラフトさんの所のルアー達はその曲線美が非常に美しく、仕上がりが綺麗なアイテム達ばかり。そんな中に、こんな凸凹な肌の塗装をお願いするというなんとも失礼なお願いを請け負って頂けた事は、今考えても感謝しかないのです。


そんなこんなで、第三弾は、ハリー105。
いわゆるパイロット的なフローティングシャローランナーでありながらも、操作性で様々な使い方のある万能型のプラグ。
スローリトリーブでは、引き波程度までアクションを抑える事も可能なハリーは、表層を意識して釣りをするアングラーにとっては、まさに年間常時プラグとも言える、最後のマスターピースでしょう。

ラペル、プロウルときて、第三弾にして鱸釣りの標準点であるハリーに辿りつく流れも、初めから決めていました。ラペルでは、完全にアクション(こちらからの入力による)釣りの面白さ、動かし方の面白さを。そしてプロウルでは、そのアクションの先にある広範囲のサーチやショートピッチのジャークの様な落ち着いた中での操作の楽しさを、最後にハリーではその全てを表現できつつ、ナイトゲームの様なタダマキの中にあるリーリングスピードの面白さの釣りを。の様に、もし自分が中高生くらいだったとして、リバーシーバスゲームにのめり込んでいく流れがあるとしたら、こんな感じで釣りの面白さや奥深さを知り、楽しめたらいいのにな。という思いからそんなリリースの順番を組み立ててみたつもりだったりもします。

さらにこのリバースクラフトさんコラボのSBPの秘話も、最終章ですので詳しく書き残しておこうと思います。
このSBPはデザイン自体がひっくり返っているワケで、リバースクラフトさんの”リバース”と掛けているのは勿論なのですが、実は後ろに隠れているラプトルがこちらを覗いている様子を、こちら側(アングラー側)が隠れて裏側から見ている様子を表現していたりもします。
それこそが、『ラプトル探してる』の状態であり、まるで魚に気づかれない様に慎重に水辺に近づく我々の様でもあったりする所を表現しているつもりです。カラーリングはリバースクラフトさんのパッケージカラーの色と、ラプトルの色ですので、SBPシリーズの中でもかなりデザインに拘った1枚だったりします。
さらにアンテナの高い方々はお気付きでしょうが、映画”ジュラシックパーク”1にあたるファーストモデルの作中の食堂のシーン。あの覗き窓から2匹のラプトルの鼻息で窓が曇る”アノ”名シーンをオマージュしていたりもするワケですよね。笑。


わかる人には、わかる。
必要ない人には、全く役に立たない。
PaintEyezPosse.