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2025/03/26 14:33

少しずつ桜の花も開花し始めました。

毎年の事ではあるものの、山が恋しくなる季節の始まりです。

渓流。

景色に見惚れ、魚と戯れながら過ごす時間は至福の時。

PaintEyezPosse.以前の話にはなりますが、

P.E.P.を始めるキッカケにもなったのはオリジナルバルサミノーだったのも、今では懐かしい気持ちになります。

四年ほど前に販売していた、オリジナルバルサミノー"TOM CAT"
渓流釣りの中で見つけた、ペイントアイの一つの答えのつもりでもあったミノーでした。
持っていらっしゃる方は、大切にしてやってください。
ハンドメイドでテストから実釣にかけた時間は、とんでも無かったのも良い思い出です。
その話は、またどこかで。

渓流の釣りは、本当に面白く奥深いものです。
さらには、道具もお洒落で面白い。

PaintEyezPosse.として、この手のアイテム展開をすると考えた時に最初に思いついたのは、
山波商店さんの、”Capture"でした。

このアイテムを初めて目にした時から、これは!となったのを覚えています。

山波商店さんとは、縁あってPEPの初期段階から知り合えていた事もあり、
『Captureでコラボさせてくれませんか?』という話にすんなりOKを出して頂けたりと
本当に感謝しかなく、山波さんの懐の広さと深さには、頭が上がりません。※(この話は後ほどに)
ありがとうございます。

Captureは、水から魚を出す事無くその姿を愛でる事の出来るアイテムです。
今では当たり前になったこのアイテムも2023年の出てきた当初は、色物扱いに近い感覚があった事も記憶しています。
ですが、当初から気になっていたこのシステムは、ペイントアイズポッセからすると絶対的に欲しい渓流道具の一つとして注目していました。その理由として、魚と一緒に写真が撮れる。という事。渓魚は魚体が非常に弱く、リリース速度はなるだけ早い方が良いというのは常識なのですが、鱸釣りや大鱒の写真の様に魚と一緒に写真が撮れたら?という気持ちはずっと前からありましたし、渓流で魚の大きさや長さを測る行為はナンセンスと言った風潮も、それ自体は理解出来るものの何か良い方法は無いものか?とPEP的にも考えた時期があったので、Captureの登場から今に至るまでの活動には目を見張るものがありました。
渓魚用のメジャーが存在しない理由として、やはり魚を傷つけない事、水の中から魚を出さない事、景色や雰囲気を大切にしている事などがあげられるかと思います。ですから、渓流の道具はどこかノスタルジックで、それでいてランディングネットなんかも鹿の角や、ネットの色味なんかも、その景色・雰囲気に溶け込む事が最優先に考えられている様に思います。
P.E.P.としてもその雰囲気やスタイルは大好きですので、もちろん大賛成なのですが、昨今のテクノロジーの進化がそういった釣りをもう一歩進化させる事になってきたのは言うまでもなく、”カメラ”の存在だと思うんです。
昔ほど難しい操作や知識が必要なく、サッと撮ってSNSで共有する。この時代の進歩の良し悪しは別としても、今この時代に生きる上では避けて通れないカルチャーの一つである事は間違いありません。
この流れの中で、”まさに”といったアイテムこそ、Caputureに他ならないと感じた訳です。


このアイテムに手を加えさせて頂けるとなった時に、どうしてもやりたかった事が、”書いて消せる”部分の追加でした。
PEPは80年代90年代の遊び心をテーマにしている事もあり、ギミックを仕込むのは大好きなのですが、やはりカスタムカルチャーを筆頭に、グラフィティーカルチャーや、スケートボードのカルチャーなど80s・90sが根強く刷り込まれているからか、自ら何かを”書く”という行為自体をどうしても付け加えたかったんです。さらに、もう10年以上も渓流に通い込んでいる身としては、先にも書いた景色や雰囲気を意識して撮った写真は、どれも同じに見えてしまうという落とし穴がある事にも頭を悩ませていたので、せめて記録用に”どの水系”だったのか?や、午前だったか、午後だったか?、プラグはどれを使用していたか?程度まで書き込めると、尚更この釣りが楽しくなってしまう!と思っていた事も、今回の仕様に繋がった所でもあります。
ですが、このCaptureは完成に至るまでに幾度もテストを起こしてもらい、サンプルを確認しては、またやり直してもらうという。
山波さんに、とんでもない迷惑をかけ続けた上でここまで来ているのも事実です。笑。
プリントの位置、大きさ、裏表等。
ただロゴを入れるだけであれば、ここまで手間取らなかったはずですし、作業工程も複雑にならずに済んだと思います。
山波さん本当に本当に、ありがとうございました。めちゃくちゃなわがまま聞いてもらって。

そんな思いもあり、昨年の”鱒の森”(雑誌)にCaptureが取り上げられた際は、自分の事の様に嬉しく、誇らしく思える事ができました。
序盤にも書いた様に、ちょっと色物扱いされていた様にも感じていたので、この特集はまさに快挙だと。心から思えました。





沢山の思い入れのある、山波商店さんとのスペシャルコラボ。
【Capture Remix by P.E.P.】は4月29日、いよいよリリースです。

渓魚を入れて愛でるもよし、記録用にも、何かのサインを入れるにも、お子さんとの思い出作りなんかにも。
どこに行って、何を入れるのか、使い方は、自分次第です。




わかる人には、わかる。
必要ない人には、全く役に立たない。
PaintEyezPosse.