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2024/02/25 17:14

00年代に青春の時間を過ごし、サブカルに少しでも踏み入った事がある人達は、そろそろ40代前後でしょうか。今も流行りは常に流れ、時間の流れは止める事は出来ませんが、"00年代拗らせ組"は当時の流行が今でも何度もリバイバルしている様な感覚に陥っている気がします。

止まるはずの無い時計が、止まって欲しいかの様な。

それはきっと、2000年代自体が、80年代と90年代を経て様々なミックスカルチャーが生成された年でもあったからだと思ったりもします。

ファッション、音楽、カスタムカルチャーに、サブカルチャー。2000年代特有のというよりは、2000年代に、80sや90sの文化を細分化出来るパーツが多く出揃っていった感覚で、各々が様々なカルチャーにどっぷり浸かる事が出来た時代だったのではないでしょうか。

インターネットの普及も、その手助けになった事は間違い無いでしょうが、その年代毎に的確に刺さるカルチャーを抽出出来る準備が出来た2000年代。

VHSとDVDの狭間であり、CDとmp3との狭間の様な。笑。

学生の頃に流行ったMDプレイヤーは、数年でCDプレイヤーへと逆流し、更にショックウェーブなどのカセット文化にまでそのギアを巻き戻した訳です。

しかし、さらにその数年後にはiPodに大型のヘッドフォンを差し込んで、大きめのサイジングでスケートボードで深夜徘徊をしながら、5.1サラウンドシステムでMTVを見て、ジャッカスの真似事をする様な日々。笑。


こんな感じの話しを、初めて会ったその日から何の不具合も無く出来るのが、Snap&Sarukan、前田くんです。

同い年と言う事もあり、20代にスケートボードにのめり込んでいた時期も当然重なる訳です。そんな彼へは、前回ログにも書いた通り、出会うよりもかなり以前から想いを馳せていました。笑。

いつか、もし、会える事が出来て、そして、もしも同じテンションで話せたら、必ず絵を描いて貰いたいと。数年越しに、その想いは、この度カタチになりました。


PaintEyezPosse.とSnap&Sarukanとのコラボ。

シーバスの"骨"の話題で盛り上がり、古いボーンタイプのシーバスハンターの情報を共有したのも束の間、彼がデザインした、シーバスの骨の絵を見た瞬間、また彼のワールドへと引き込まれました。



来るべくしてきたと言うか、この作品もまた前田くんにしか出来ない、そして描けない1つのカタチであったと思います。


つづく。